にらちゃん虎の巻

筋トレ至上主義

ブラック企業での思い出

おはようございます!

説教おじさんナムアミです。

 

ブラック企業、多いですよね。

一時社会問題として大きく取り上げられていました。

若いころ、謎に意識高くなりまして、完全歩合制の飛び込み営業をしたことがあります。飛び込み営業をすればビジネスの神髄を極められる!とかいう地獄のお花畑思考ですね。

確かに得るものはありましたが……多くを失う人のほうが多かったんじゃないかなあ……。

 

ところでみなさんはハルオサンってご存知ですか?

めちゃ面白いどん底ブロガーなので是非読んでみて下さい。

この方です↓

 

www.keikubi.com

 

www.keikubi.com

 

 

この記事を読んでいて謎の違和感。そして気付きました。

 

 

 

俺もここで働いたことあるぞw

 

 

 

とはいえここ、同じ系列の会社が沢山あるようなので厳密には違うところだと思いますけどね。

 

 

 

という訳で、本日は僕が経験したブラック企業のお話。

 

もう10年ほど前の話です。

もうね、色んなことから逃げ出したくて、自分を知る人間が一人もいない某地方都市へ引っ越しました。

なんだか疲れ切っていた僕は見知らぬ土地にてしばらく引きこもり生活を続けます。

当然、通帳の残高は減っていく一方。いい加減焦りだした僕は就職活動を始めます。

この記事↓にも書きましたが、コミュ力だけは謎にあるため割と簡単に仕事が決まります。

 

num-ami.hatenablog.com

 

 

しかし、それが地獄の始まりだったのです。

そもそもこの会社、面接した人間はほぼ採用してますからね。コミュ力なんて関係なかった……。

 

 

業務内容についてはハルオサンのブログにも詳しく書いてありますが、飛び込みで営業に行き、物を売る。

これだけです。

ただし扱っている商材が変なものばかり。

僕の務めていたところでは主にチケットを扱っていましたが、他の系列会社では謎のマスコットや栄養食品などなど、どこに需要があるのか分からない謎の商材を扱っていました。

外資系だから。という謎の理由で、従業員同士は下の名前で呼び合ってましたね。

入社後すぐは先輩に同行し、基本のセールストークを学びます。

そしておおよそ1週間後、一人での飛び込み営業を開始します。

 

……。

 

 

まあね、売れるもんじゃないっすよ。

そう簡単に売れるもんじゃない。

地図とお釣り用の小銭。そして商材となるチケットを持って各家庭のチャイムを押す!押す!ひたすらに押す!

一日100件以上の家庭を訪問し、セールストークセールストーク

コミュ力に自身のある僕ですが、さすがに断られ続けると挫けます。

3か月ほどで心が折れました。

何よりね、食っていけないんですよ。

えーと、面接時に社長は言っておりました。

がんばって続けたら、いつか独立(のれん分け制度的なもの)してガッポリ稼げるぞい!

 

 

ああ、馬鹿だなあ。

確かに向いてる人には最高の環境なのかもしれない。

しかし、そもそも食っていけないのでは意味がありませんよね。

残念ながら僕は力不足でした。

売れないんです。何故か?恐らくですが、罪悪感があったんでしょうね。ゴミみたいな物を売ることに。

セールスの神様といわれる方々の著書を読むと、多くの方がこう仰います。

 

 

 

売っているものを素晴らしいものだと思え

 

 

 

これ、その通りなんだと思います。

扱っている商品を良いものだと思い込むことができればなんでも売れます。

しかし罪悪感をお客様に嗅ぎ取られたら絶対に売れないんすよね。

ほんと不思議なんすけど、どんなに表情や声の調子、仕草に気を付けていても、こちらの精神状態って伝わるんです。

なんなのこれ?みんな超能力者なの?スピリチュアル?

逆に追い詰められてハイになっている時、なぜか売れるんですよ。ゴミみたいな商材でも売れるんです。売り上げは精神状態に比例しているといっても過言ではないでしょう。

不思議なのですが、人間は何か電波みたいなものを発しているのかもしれませんね。

この仕事を経験してからです。信仰や迷信に敬意を払うようになったのは。

 

 

あ、そういえば記事とは全然関係無い事ですが、やべえくらい本物のサイキックに出会ったことがありますよ。というか僕の周り、やべえ体験してる人多い気がしますね。

大いに脱線しそうなのでやべえ話はまたそのうち纏めましょう。

 

 

給与は完全歩合。遠方に出向くことが多いにも関わらず交通費は出ない。

なにより売れない(実力不足でもありますが)

そんな環境で心折れた僕ですが、おかしくなっていたのかそれでも会社にしがみつきます。

しかしある日、事件が起こりました。

集合時間になっても若い同僚が帰ってきません。

同僚の持ち場周辺を手分けして探していると、ほどなく見つかりました。

 

 

 

 

 

丸坊主で。パンツ一丁で。

 

 

 

 

 

衝撃的でしたよ。

薄暗い林の中にパンイチの丸坊主がうずくまって泣いているんですから。

なんだか僕まで泣けてきました。

もちろん次の日から同僚は姿を現しませんでした。

ほどなくして僕も会社を去ります。

裸で泣いている同僚の姿を忘れられなかったからです。

 

それからですね。会社に責任を感じる必要など無いことに気付いたのは。

ブラックで消耗している皆さん。あなた方は悪くありませんからね。悪いのは会社です。

悪い会社などさっさと逃げ出しましょう。

 

 

 

書いてたら気分悪くなってきた。

どんな環境でも得るものはあります。

得ようと思えば得られます。

しかしそれも今だからこそ言える事なのです。

若者の純粋さを、やる気を、希望を食いつぶして収益を上げているブラック企業を許せません。

プライベートを、心の健康を犠牲にしてまで会社に尽くす必要なんて無いんです。

さっさと辞めてしまいましょう。

 

しかしね、渦中にあるとそれも見えなくなるんですよね。

気付いた時にはズタボロで、残るのは心の傷だけ。なんてことにもなりかねないのです。

 

 

どうかどうか、ブラック企業に勤める人が一人でも多く抜け出せますように。

暗い話でごめんなさい。

今回はここでおしまい。